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本記事はメーカー IWISS(アイウィス) 様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
「こんにちは、メガおじです。
今日はIWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12について紹介します。」
「...?」
「なかなか馴染のない道具ですね。
簡単にいうと、パソコンでインターネットを使うときに必要なLANケーブルなどを
自作できる道具です。」
「ケーブルを作る...なんか地味だね。」
「いや、侮ってはいけません。
LANケーブルを自作できるということは、
使いたい場所や環境に応じて、好きな長さやタイプを選択できるということです。」
「じゃあ家から保育園までケーブル繋げるんだね!」
「それはちょっと...
ただ家中を張り巡らすことも可能でしょうね。」
「では、最強の自作セットが揃ったIWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12
ぜひ最後までご覧ください!」
IWISS(アイウィス)について
IWISS(アイウィス)は、汎用性と機能性を兼ね備えた製品をリーズナブルな価格で提供している工具ブランドです。
IWISS(アイウィス)製品は世界50か国以上で販売されており、EUやアメリカでも大ヒットしたオープンバレル用圧着ペンチやワイヤペンチといった製品も生み出しています。
その中でも今回は、LANケーブルを自作することができるIWISS社製の工具セットLAN-12について紹介します。
IWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12の概要
工具キットLAN-12は、LANケーブルテスターやかしめ工具などが計12点含まれる工具セットで、このLAN-12があれば、自作のLANケーブル等をつくれます。(ケーブルは別途必要)
現在の宅内LANで主流になっているカテゴリ6のLANケーブルに対応している為、汎用性の高い製品となっています。
IWISS LANケーブル自作工具を開封
セット内容
1. LANケーブルテスター × 1 (TL-468) |
2. かしめ工具 × 1 (TL-315) |
3. パンチダウンマルチツール × 1 (IWS-KRONE) |
4. +ドライバー × 1 |
5. -ドライバー × 1 |
6. 簡易皮むき工具 × 1 (IWSCS-110) |
7. 同軸ストリッパー × 1 (TL-332) |
8. LANケーブル専用ストリッパー × 1 (TL-S501B) |
9. カテゴリ6 RJ-45コネクタ・単線用 × 10 (ADT-6RJ-10) |
10. RJ11モジュラープラグ (6極4芯) × 10 (ADT-RJ11-10) |
11. 結束バンド × 10 / 180mm |
12. 電源 006P 9V電池 × 1 |
IWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12の工具の説明
LANケーブルテスター (TL-468)
LANケーブルテスターは導通テストをするための機械で、LANケーブルを自作する際は欠かせないアイテムです。
※ネットワーク動作中の回線には接続しないでください。
手のひらサイズでコンパクトかつ120gと軽量な機体です(親機75g + 子機45g、電池重量は除く)。
電池は、9Vの乾電池を使用します。
親機と子機が分離できるタイプで、長いLANケーブルや設置済みで離れた場所での測定に非常に便利です。
かしめ工具 (TL-315)
かしめ工具(TL-315)は、LANコネクタをLANケーブルに圧着し取り付けるために使用する工具です。
またストリッパー機能も付いていて、線のカットや被覆のむき取りができます。
RJ10 (4P)、RJ11.12 (6P)、RJ45 (8P)を圧着することができます。
パンチダウンマルチツール (IWS-KRONE)
パンチダウンマルチツールは、LANケーブル差し込み口(メス)であるジャックにケーブルを取りつけるときなどに使うツールです。
ジャックに対してケーブルの圧着と、ケーブルのカットを同時にできる優れものです。
表裏それぞれにある赤丸部分を押し込むことで、サイドのプレートが出てきます。
単芯線の引き抜きなどに使えます。
簡易皮むき工具 (IWSCS-110)
LANケーブルに切り目をつけて、簡単に多様なサイズの被覆をむき取りができます。
サイズはこれまたかなりコンパクトです。
↓使い方図
同軸ストリッパー (TL-332)
同軸ストリッパー (TL-332)は、LANケーブルの被覆およびカットができます。
これもかなりコンパクトなサイズです。
LANケーブル専用ストリッパー (TL-S501B)
こちらも同軸ストリッパー (TL-332)同様に、LANケーブルの被覆およびカットができます。
こちらもコンパクトなサイズです。
IWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12を実際に使用してみた
今回は、カテゴリー5eクロスケーブルをストレートケーブル(B配線)で、以下の手順で作り直しました。
- 両端のLANコネクタをカットする
- 被覆をむき取る
- むき出た8本の配線を、決められた色の順番に入れ替える
- 8本の配線を、コネクタに合う同じ長さに切りそろえる
- コネクタに差し込む
- かしめ工具で圧着する
- LANケーブルテスター (TL-468)で導通を確認
①両端のLANコネクタをカットする
この作業は、かしめ工具 (TL-315)で行いました。
一番パワーがでるので、かしめ工具 (TL-315)が使いやすいと感じましたが、刃がむき出しなのでケガに注意です(+ドライバーで刃を取り外すこともできます)。
その他、LANケーブル専用ストリッパー (TL-S501B)でもカットできます。
②被覆をむき取る
かしめ工具 (TL-315)、簡易皮むき工具 (IWSCS-110)、同軸ストリッパー (TL-332)、LANケーブル専用ストリッパー (TL-S501B)でそれぞれ被覆をむき取ることができます。
個人的にこの作業は、簡易皮むき工具 (IWSCS-110)が一番使いやすかったです。
ただ、一つのツールで作業を完結したい場合、他のツールも非常に有効だと思います。
③むき出た8本の配線を、決められた色の順番に入れ替える
今回はストレートケーブル(B配線)なので、以下の順番になります。
- オレンジ+白ライン
- オレンジライン
- 緑+白ライン
- 青ライン
- 青+白ライン
- 緑ライン
- 茶+白ライン
- 茶ライン
両端ともに、色の順番を揃えないといけません。
④8本の配線を、コネクタに合う同じ長さに切りそろえる
好みに応じたツールを使い、コネクタに合わせて切りそろえます。
今回は1.5cmに切りそろえました。
注意点は、コネクタに差し込んだ時に被覆部が赤線のストッパー部分に当たるように、長さを調節する必要があることです。
被覆部が当たってないと、上手く固定されません。
⑤コネクトタに差し込む
ガイド(ロードバー)を使うと楽なので、初心者の方は、ロードバーを別途購入してもいいかもしれません。
慣れると、ロードバーがなくても短時間で完結できるとおもいます。
⑥かしめ工具で圧着する
⑦LANケーブルテスター (TL-468)で導通を確認
最後も忘れずに導通テストを行います。
上図のように、結線状態に合わせて1~8のLEDランプが、順番に点灯していきました。
異常があると、その部分の番号のLEDが付きません。
操作手順は以下の通りで、非常に簡単です。
- 9V電池を入れる
- 親機、子機にLANケーブルコネクタを接続する
- 電源ON or S(スローモード)を選択する
- LEDが点灯し、結線状態が表示される
ノーマルモードは少し点滅の移行が速く感じましたが、S(スローモード)が選べることで全く問題になりませんでした。
感想
IWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12 はツールの充実ぶりに驚きました。
多種多様なツールがセットになっており、作成から導通確認まで行え、さらに様々なケーブルやコネクタに対応できこのセット一つあれば他はいらないといっても過言ではない気がします。
個々のツールをみても、それぞれ軽量かつコンパクトで、テスターは分離も行うことができ、かなり汎用性は高いと思います。
あえて不安点を挙げるとすると、耐久性がどこまで優れているかわからないという点ですが、そもそも3000円台という安価な値段設定でそこまで気になりません。
むしろ、圧倒的なコストパフォーマンスといえるのではないでしょうか。
また、ドライバーやコネクタ、電池などの付属品も充実しています。
全体的にとても満足できるお得セットでした。
IWISS LANケーブル自作工具キット LAN-12のまとめ
強み
- 多種多様なツールセットで、使い勝手が抜群
- テスターで導通確認ができる
- セットの中から、自分好みのツールを選択できる
- 他に追加で購入する必要がない
- 全体的にコンパクトかつ軽量で、持ち運びしやすい
- 様々なツールが揃っているのに、安価な値段、圧倒的なコストパフォーマンス
- 付属品も充実している
弱み
- 持ち運び用のバッグがあればもっといい!! (後述)
弱み であげた、持ち運び用のバックがないことに関しては、ぜひ以下の記事をご覧ください。
IWISS製のオシャレ優れツールバック2点をレビューしています。