本記事はメーカーのFLUKE(フルーク)様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。

FLUKE(フルーク)製品レビューの第2弾!!
今回は、クランプ・メーターを試してみたのでレビューします。

Fluke のデジタルマルチメーターの記事については以下からどうぞ。

FLUKE(フルーク)17B MAX-01/APC デジタルマルチメーターを試してみた

今回はFLUKE(フルーク)17B MAX-01/APC デジタルマルチメーターを試してみたのでレビューします。

はじめに

今回も、精密電子計測器を取り扱うFLUKE(フルーク)の製品をレビューします。
前回の記事も含めて、是非最後までご覧ください!

↓公式サイト
https://www.fluke.com/ja-jp

↓Fluke Japan YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@FlukeJapan/about

クランプ・メーターについて

クランプ・メーターとは日本語で架線電流計と呼び、回路を切断せずに簡単かつ安全に、そして正確に電流を測定することができる機器です。

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの概要

サイズ (H x W x L)190 x 68 x 22 mm (トリガーと蝕知バリア含む)
アーム寸法10 x 10 mm
重量132 g
電池単4形×2本 (付属)
電池寿命500時間以上
付属品TL75 テスト・リード
保証期間1年
レンジAC 1000A
高分解能AC 0.1A

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターを開封

外観

前回のデジタルマルチメーターと同様に、カラーはオレンジ。
注目ポイントは、非常に軽量・コンパクト!

比較に、他機種クランプ・メーターを並べてみました。
サイズ感が全然違うので、持ち運びや小回りの点で優れていそうな印象を受けます。

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの使用方法

使用方法や注意点をよくご確認の上使用してください。

使用マニュアル

ユーザーズ・マニュアル

クイック・リファレンス・ガイド

安全に関するシート

校正マニュアル

データシート

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの使用方法は、公式サイトからも確認できます。

各部位


① ジョー
② 蝕知バリア
③ HOLD(ホールド)
④ 操作ノブ
⑤ ディスプレイ
⑥ 機能選択 / 拡張、バックライトON / OFF
⑦ トリガー
⑧ COM端子(黒色)
⑨ 電圧/抵抗入力端子(赤色)

端子の接続

非常にシンプルで分かりやすいです。
2つの端子の色を合わせるように接続します。

ディスプレイ

① 危険な電圧
② ダイオード・テスト選択時
③ 導通テスト選択時
④ ディスプレイ・ホールド時
⑤ ゼロ・インジケーター
⑥ 自動電源OFF
⑦ 低電池残量、電池の交換が必要
⑧ DC/AC測定
⑨ 静電容量(ファラド)
⑩ 電圧/電流の測定単位
⑪ 抵抗/周波数の単位

使用用途やクランプ・メーターの状態に合わせて、中央の数字と共に①~⑪が表示されます。

操作ノブ

① 電源OFF
② AC電圧 / 周波数の測定
③ DC電圧の測定
④ 抵抗 / 導通テスト、静電容量測定、ダイオード・テスト
⑤ AC電流 / 周波数の測定

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターを実際に使ってみた

ジョーの開閉

赤いトリガーを本体側へ押し込むことでジョーが開き、力を抜くとし閉じます。

印象としては、トリガーを押し込むのにやや力が必要です。
ですが操作は非常にシンプルで、触った感じもアームの部分は丈夫で耐久性に優れていると感じました。

また、ジョー閉口時の最大幅は約5cm、内径は約3.5cmでした。
さらにジョー開口時の開口幅は約3cm、最大幅は約7cmでした。

コンパクトな形状かつ内径も担保されていて、狭い場所で本領を発揮しそうな印象です。

真の実測値

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターは、真の実効値という数値計算式が用いられています。

の実効の計算式は同タイプの301Aおよび301Bにはなく、厳密な電流波形をとらえることで、測定された数値の誤差が少なくなるのが特徴です。

自動電源オフ

クランプを操作しない状態が20分続くと、電源が自動的にOFFになります。

バックライト

オレンジのボタンを長押しすることで、バックライトのON/OFFの切り替えができます。
バックライトONで画面が白く明るくなり、暗い場所でもしっかりと数値が確認できます。

.

電流測定

スイッチコードの電流を測定してみました。
見にくいですが、コードが密集していて狭い場所でもスルリとジョーが入っていったのが高ポイントです。

電圧測定

テスト・リードを接続することで、電圧も測定できます。

パソコンのバッテリーアダプタのINPUT AC電圧を測定。
100V規格に対して、数値は103.9V。ほぼ正確に測定できています。

抵抗測定

テスト・リードを接続することで、抵抗も測定できます。

その他、 導通テスト、静電容量測定、ダイオード・テストなどの機能もあります。

FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターのまとめ

強み

  • 真の実効値方式で、誤差が少ない測定が可能
  • テスト・リードを接続し、電流測定のみならず、電圧や抵抗なども測定できる
  • 薄くて軽量かつコンパクトなサイズで、ポケット収納も楽々
  • 狭い場所に適している形状
  • バックライト機能付き、暗い場所での作業に適する

弱み

  • しいて挙げるなら、ジョー側でDC電流が測定できない

今回のFLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターも、値段に見合ったハイスペック商品だと感じました。
特に、コンパクト化による利便性upと機能性の両立を、ハイレベルで実現していると思います。

また前回記事で紹介したデジタルマルチメーターと同様に、クランプ・メーターも多種多様な製品を製造しています。
301C/APC クランプ・メーターの弱みにDC電流が測定ができないことを挙げましたが、DCが測定できるモデルとして、301D/APACや301E/APACなどの製品もあります。

公式サイトでは目的に応じた製品チャートを載せてくれているので、使用目的に合った商品がきっと見つかると思います!
https://www.fluke.com/ja-jp/products/electrical-testing/clamp-meters

Fluke のデジタルマルチメーターも別記事でレビューしていますので、気になる方は以下からどうぞ!!

FLUKE(フルーク)17B MAX-01/APC デジタルマルチメーターを試してみた

今回はFLUKE(フルーク)17B MAX-01/APC デジタルマルチメーターを試してみたのでレビューします。

また、電工具の運用に適したツールバック記事を、以下の記事で紹介しています。
興味がある方はぜひご覧ください。

IWISS 腰袋ツールバッグ LM-78010を試してみた

今回は、IWISS腰袋ツールバッグ LM-78010を試してみたのでレビューします。

IWISS ツールバッグ LM-5153Bを試してみた

今回は、IWISS ツールバッグ LM-5153Bを試してみたのでレビューします。


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