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本記事はメーカーのFLUKE(フルーク)様よりサンプル品をご提供いただき作成しています。
FLUKE(フルーク)製品レビューの第2弾!!
今回は、クランプ・メーターを試してみたのでレビューします。
Fluke のデジタルマルチメーターの記事については以下からどうぞ。
はじめに
今回も、精密電子計測器を取り扱うFLUKE(フルーク)の製品をレビューします。
前回の記事も含めて、是非最後までご覧ください!
↓公式サイト
https://www.fluke.com/ja-jp
↓Fluke Japan YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@FlukeJapan/about
クランプ・メーターについて
クランプ・メーターとは日本語で架線電流計と呼び、回路を切断せずに簡単かつ安全に、そして正確に電流を測定することができる機器です。
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの概要
サイズ (H x W x L) | 190 x 68 x 22 mm (トリガーと蝕知バリア含む) |
アーム寸法 | 10 x 10 mm |
重量 | 132 g |
電池 | 単4形×2本 (付属) |
電池寿命 | 500時間以上 |
付属品 | TL75 テスト・リード |
保証期間 | 1年 |
レンジ | AC 1000A |
高分解能 | AC 0.1A |
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターを開封
外観
前回のデジタルマルチメーターと同様に、カラーはオレンジ。
注目ポイントは、非常に軽量・コンパクト!
比較に、他機種クランプ・メーターを並べてみました。
サイズ感が全然違うので、持ち運びや小回りの点で優れていそうな印象を受けます。
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの使用方法
使用方法や注意点をよくご確認の上使用してください。
使用マニュアル
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターの使用方法は、公式サイトからも確認できます。
各部位
① ジョー
② 蝕知バリア
③ HOLD(ホールド)
④ 操作ノブ
⑤ ディスプレイ
⑥ 機能選択 / 拡張、バックライトON / OFF
⑦ トリガー
⑧ COM端子(黒色)
⑨ 電圧/抵抗入力端子(赤色)
端子の接続
非常にシンプルで分かりやすいです。
2つの端子の色を合わせるように接続します。
ディスプレイ
① 危険な電圧
② ダイオード・テスト選択時
③ 導通テスト選択時
④ ディスプレイ・ホールド時
⑤ ゼロ・インジケーター
⑥ 自動電源OFF
⑦ 低電池残量、電池の交換が必要
⑧ DC/AC測定
⑨ 静電容量(ファラド)
⑩ 電圧/電流の測定単位
⑪ 抵抗/周波数の単位
使用用途やクランプ・メーターの状態に合わせて、中央の数字と共に①~⑪が表示されます。
操作ノブ
① 電源OFF
② AC電圧 / 周波数の測定
③ DC電圧の測定
④ 抵抗 / 導通テスト、静電容量測定、ダイオード・テスト
⑤ AC電流 / 周波数の測定
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターを実際に使ってみた
ジョーの開閉
赤いトリガーを本体側へ押し込むことでジョーが開き、力を抜くとし閉じます。
印象としては、トリガーを押し込むのにやや力が必要です。
ですが操作は非常にシンプルで、触った感じもアームの部分は丈夫で耐久性に優れていると感じました。
また、ジョー閉口時の最大幅は約5cm、内径は約3.5cmでした。
さらにジョー開口時の開口幅は約3cm、最大幅は約7cmでした。
コンパクトな形状かつ内径も担保されていて、狭い場所で本領を発揮しそうな印象です。
真の実測値
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターは、真の実効値という数値計算式が用いられています。
真の実効値の計算式は同タイプの301Aおよび301Bにはなく、厳密な電流波形をとらえることで、測定された数値の誤差が少なくなるのが特徴です。
自動電源オフ
クランプを操作しない状態が20分続くと、電源が自動的にOFFになります。
バックライト
オレンジのボタンを長押しすることで、バックライトのON/OFFの切り替えができます。
バックライトONで画面が白く明るくなり、暗い場所でもしっかりと数値が確認できます。
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電流測定
スイッチコードの電流を測定してみました。
見にくいですが、コードが密集していて狭い場所でもスルリとジョーが入っていったのが高ポイントです。
電圧測定
テスト・リードを接続することで、電圧も測定できます。
パソコンのバッテリーアダプタのINPUT AC電圧を測定。
100V規格に対して、数値は103.9V。ほぼ正確に測定できています。
抵抗測定
テスト・リードを接続することで、抵抗も測定できます。
その他、 導通テスト、静電容量測定、ダイオード・テストなどの機能もあります。
FLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターのまとめ
強み
- 真の実効値方式で、誤差が少ない測定が可能
- テスト・リードを接続し、電流測定のみならず、電圧や抵抗なども測定できる
- 薄くて軽量かつコンパクトなサイズで、ポケット収納も楽々
- 狭い場所に適している形状
- バックライト機能付き、暗い場所での作業に適する
弱み
- しいて挙げるなら、ジョー側でDC電流が測定できない
今回のFLUKE(フルーク)-301C/APC クランプ・メーターも、値段に見合ったハイスペック商品だと感じました。
特に、コンパクト化による利便性upと機能性の両立を、ハイレベルで実現していると思います。
また前回記事で紹介したデジタルマルチメーターと同様に、クランプ・メーターも多種多様な製品を製造しています。
301C/APC クランプ・メーターの弱みにDC電流が測定ができないことを挙げましたが、DCが測定できるモデルとして、301D/APACや301E/APACなどの製品もあります。
公式サイトでは目的に応じた製品チャートを載せてくれているので、使用目的に合った商品がきっと見つかると思います!
https://www.fluke.com/ja-jp/products/electrical-testing/clamp-meters
Fluke のデジタルマルチメーターも別記事でレビューしていますので、気になる方は以下からどうぞ!!
また、電工具の運用に適したツールバック記事を、以下の記事で紹介しています。
興味がある方はぜひご覧ください。